団体ヒアリングを通じて考えた「支援」とは

今回のプロジェクトを通じて、市域を越えて地域の団体の方々の活動に込めた思いや悩みを直に感じ取る機会をいただいています。

当初、伴走支援とは、団体への聞き取り(ヒアリング)をもとに今後の活動プランを立てる、どちらかというと経営コンサル的なものなのかなと考えていた部分がありました。しかし、どれだけよい「正解」を提示できるかではなく、団体の出す答えを尊重すること、自律性を大切にすること、つまり団体の力を信じるという姿勢のほうこそ必要かもしれないと、本プロジェクトの様々なプロセスを経て気づくことができました。

とはいえ「正解」がないことは不安です。また、団体の活動には様々な背景と課題があって、自分自身の専門領域だけでは到底カバーできないことが多いことも痛感します。

これからも団体のお話に真摯に耳を傾け、他市の中間支援組織としっかり連携しながら、私にはどのような「支援」ができるのかを考え続けたいと思います。

(とよなかESDネットワーク 冨安皓行)