千里の竹の魅力や循環利用の情報を発信!~チーム竹未来
竹の魅力に魅了されて
チーム竹未来は、2022年に「1OOORE PARK LAB みんなでつくる千里中央公園」のワークショップに参加した、竹に興味を持ったメンバーが集いできた団体です。代表者は現役高校生と若く、メンバーの構成も多世代にわたっている団体です。代表は子どもの頃から竹に興味があり、竹未来の活動に参加され役割分担の際に代表をやってみないかと言われ受けられたそうです。他のメンバーも色々な活動に参加されており忙しくされる中、LINEを使用してコミュニケーションを図るなど工夫されています。また、イベント告知や活動報告にもInstagramを駆使して積極的に情報発信も行っています。
結成間もない団体ですが、竹について楽しく学びながら、竹の魅力を発信する「竹あかり」の開催や竹廃材チップの循環利用方を考える「堆肥づくり」を通じた社会実験、新たに「植物発電」などにも取り組まれています。2024年度はこれまでの活動が評価され豊中市「とよなか夢基金助成金」の交付団体に選定されています。
また、他の団体の主催する事業に声が掛かり参加したり、連携して事業を行ったりと活動の輪を広げています。豊中市、吹田市、池田市の支援センター運営団体のスタッフで構成された伴走チームは、チーム竹未来の魅力の秘密を解き明かすべく、お話を伺ったり活動現場を訪問したりしています。
好奇心を行動へ どんどん広がるネットワーク
活動に使用する竹材は竹林に見学にいくなど千里で長く活動を行っている複数の竹林保全団体との親交を深めて提供を受けたり、作業場所や機材も地域の企業などに共感いただき協力をいただける様になったりと、時間の経過とともにネットワークをどんどん広げています。単独でがんばる団体も多い中、他団体の協力を積極的に得て楽しみながら活動されています。
千里文化センターコラボの屋上で開催された星空観測会での竹あかり展示では、コラボから参加要請を受けての展示でした。設立間もない団体が、施設側から誘いを受ける様な信頼関係ができていることに驚きです。竹あかりは以前のワークショップで作成された物が使用されており、ワークショップの参加者が自分の竹あかりがどの様な明かりを灯しているのか楽しみに見に来られていたのが印象的でした。竹あかりに使用したLEDをコラボの館長みずからハンダ付けして作ってくれたエピソードにもビックリしました。ここでも関わった人たちを巻き込む魅力を発揮されているように感じます。


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まずはいいところ探しから
伴走にあたっては、まず団体の課題を探り一緒に解決に向かうために何が出来るか検討するケースが多かったのですが、今回はチーム竹未来の強みや魅力を紐解いてみようと動いています。交流を重ねていく中で、伴走チームに対しての関心が高まり、少しずつ距離間が縮まってきていると思う瞬間があります。
まず楽しいと思う事を実際にやってみて発信する。そこに色んな人達が関わるようになり活動が広がり団体の魅力となっているのではないかと感じています。これからチーム竹未来のみなさんと一緒に団体をとりまく環境や強みを整理分析することで、活動に行き詰っていたり、これから活動を始めようと思っている方へヒントを発信できれば良いなと思います。
(チーム竹未来 伴走支援チーム|NPO法人トアエル 浜畑 通大)