団体の今後を話し合うきっかけに ‐ 南正雀まるっと。

吹田市の端に位置する南正雀は、行政サービスにアクセスしづらく、人が集える場も少ないのではないか。そんな気づきから始まったのが、「南正雀まるっと。」のふれあい交流サロンです。ほっと一息ついてお茶をしたり、趣味の活動をしたり、ひとりでも友だち同士でも地域問わず利用できます。

現在はサロンの運営が主ですが、今年初めて地域や事業者の協力も得ながら、「まるっと。マルシェ」を開催するなど、サロン以外の事業にもチャレンジされています。そんな新しい事業が始まったことや、この先を見据えて、今後の組織形態や運営方法を検討されていたことから、「F,Lab」にも参加をされています。受講前はついていけるのかと心配されていたそうですが、程よい難しさで、改めて団体について向き合い、そして団体の未来についてメンバーの皆さんと話し合うきっかけにもなっています。

ふれあい交流サロンの様子

団体の力を信じ、ともに歩む

以前から「色んなことを勉強したい」と代表からお聞きしていたことから、8月末にラコルタ(吹田市立市民公益活動センター)で開催された、テーマカフェ「フードバンクの今」にお誘いしました。ここで得た情報を参考にされ、何と11月からフードパントリーを始められることになりました!皆さんの行動力に感服しつつ、その身軽さやスピードは、まさに市民活動の良さだと改めて感じます。

11月に改めてお話をする機会を設け、F,Labで得た学びをどのように団体運営に活かしていくのか、またサロン以外の事業展開についてうかがう予定です。 まるっと。さんの、新しい学びを楽しみながら、地域にどんどん還元される姿を拝見していると、中間支援団体として持っている知識や情報をお伝えはしつつも、団体の皆さんの思いや力を信じて、ともに歩んでいくことが大切だと思いました。

(南正雀まるっと。伴走チーム/市民ネットすいた 矢野眞里加)