親と子の笑顔を守る - NPO法人にこにこエプロン

当プロジェクトの初回ヒアリングを通じて、団体メンバーに意欲があり団体内での役割分担や、定期的な会議で事業の振り返りを丁寧に行い、且つ情報共有もしっかりされている団体だという印象を持ちました。

家事支援のニーズが強いことを把握すると、すぐチラシ作成をして事業に着手するなど共感性が高くスピード感をもって対応し、前向きな姿勢で何事にも真摯に取り組んでおられる姿も印象的です。新たなニーズに対応すべく事業の棚卸しにも着手されており、利用者には、何か問題点があれば早急に対処してくれるような安心感を与えていると思います。

「F,Lab」にも毎回誰かが参加し、ホームワークにも積極的に取組む姿が見受けられます。寄付依頼も近親者のみにしかお願いをしてこなかったそうですが、もっと多くの人にお願いしてもいいことを学び、自信がついた様子でした。

会計でも、日常的にまとめていく事の重要性を認識し、「F,Lab」の会計講師と相談の上、会計ソフトを導入しました。

最近では、豊中市の「まちづくり賑わい事業助成金」に採択され、連続講座を開催しています。

NPO法人化を経て

活動をされている中で様々なお悩みがありました。拠点がほしい、支援者がほしい、謝礼はきちんと出したいなどの中から、法人化した理由の一つに、市から受託したいという希望がありました。

当プロジェクトからは、行政は実績重視なので、地道な活動継続と訪問記録を分析し、必要とされている根拠を示し、実績を見せていくことの必要性をお伝えしました。

数字で測れない成果をどう把握し見せていくのかは人的支援活動全般の課題でもあるので、中間支援組織として、利用者の声など関わった人の変化の記録を残していく事の大切さを念頭に置き、各種団体を支援していきたいと思います。

(にこにこエプロン伴走チーム/池田市公益活動促進協議会 長野鈴子)

ヒアリング時の様子

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